我が家の間取りの移り変わり:団地リノベーション

2015.07.21(Tue)

関東は梅雨明けしたそうで、夏らしく暑い日が続いていますが、この海の日を含む三連休は皆様はいかがお過ごしでしたしょうか。

我が家はついにエアコンを導入したり(2012年に偉そうなことを書いていましたが、)、2ヶ月くらい吟味に吟味を重ねたワークスペースの椅子が届いたりと家作り関係に明け暮れた連休でした。エアコンといえば、ロクな断熱性能も無さそうな我が団地は昼間熱せられた躯体の熱が夜になっても冷めやらず熱が篭っているような気がしないでもなく、23時半現在、我が家の外気温計は28.4度ですが、私のワークスペースは30.9度。新しくきたエアコンは寝室に付いているので、パソコンの前では冷たい水割りと扇風機で凌いでいます。パソコン前はこれから約2ヵ月の我慢比べになりそうです。エアコンやワークスペースのチェアのお話もしたいところですが、先回した間取り話の流れでもう一回間取り関係の話を紹介しようかなと思います。今回は我々の部屋が自分達のものになる前の間取りの話です。

最初に紹介しなければならないのが、コレ。今から約40年前に我が団地は建設されたのですが、その建築当初の間取りで、おそらく建設した公団の資料です。
1968web.jpg
いわゆる3DKの間取り。設計は40年前より前と思われますが今見ても、とてもよくできた間取りだと思います。窓を開け放せば南側と北側の空間はつながり、風が抜け、全部屋の換気ができます。逆に冬は閉めきれば日光熱で南側の居間は暖かい。風呂やトイレ、洗面にも窓をつけて風を通し、湿気を抜き、光も通す。 エアコンが一般的ではなかった時代に快適に過ごすために考えられており、現在の24時間換気システムとエアコンによる空調が前提の建物とは出発点から違うのでしょう。
我が家の間取りを検討するに辺り、このオリジナル間取りを参考にしたつもりは無いのですが、光と風は南北方向で通したいと思っていたので、結果的に似た点が多い間取りになったように思います。

一方で洗濯機スペース・排水口が無い。この時代、電気洗濯機というのはまだ一般的ではなかったのかも。またダストシュートが屋外に設けられていますが、現在の団地では使われておりません。高温多湿の日本で、屋外型のダストシュートはひどいことになりそうなことは想像に難くありません。これは使用されず、で正解だと思います。


そして、わが部屋は前オーナーによって、90年代半ば頃にリフォーム、、、というよりオリジナルの間取りは跡形が無くなっているのでリノベーションをされました。その間取りがこちら。
20131.jpg
購入後に妻がスケッチしたものです。結構正確に描いてあります。

オリジナルからの変更点として、
・リビングはオリジナル間取りの二部屋をぶち抜いて広くしてあります。
・床は畳を全て撤去して、フローリングに。
・玄関を入ってから部屋の奥までのの動線経路がオリジナルから変わってしまい、曲がり角が多い。この動線は洋室1の隅っこを経由してLDに行くので、お客には余計な部屋を見せることにもなります。
・玄関正面に床から天井までの大きな収納があって、しかもこの収納の扉とリビングに向かうドアの開閉が干渉するというちょっと使いにくい構造。玄関右手にはドアがあるので、玄関ホールは南側から光が届かなく、風の通りも悪い。よって正面の収納とあいまって閉塞感、圧迫感を感じます。
・洋室2の開口部もオリジナルの襖戸より地味に小さくな り、家全体の光や空気の流れを弱めています。
・そして、これでもか!という位、収納スペースを増加しています。私たち夫婦は社宅団地暮らしが長く比較的物を持っていなかったので、こんなに収納は必要ない。1/2から1/3くらいあれば十分かな、、、といった感がありました。

以上、正直なところ、私たちには、、、あくまで私たちにとってはですが、使い勝手が良い間取りではなかったのです。それどころか団地の魅力である北面と南面両方に窓があって、光と風が抜けるという利点が弱くなっていました。


ですが、間取り以外では良いところがたくさんありました。前オーナーさんが90年代半ばに徹底してリノベーションしてくれたので、今でも十分使える部材が残っており、我が家のリノベーション施工費用圧縮につながりました。

・洗濯機置き場の増設。洗濯機はスペースがあればOKというわけではなく、排水口と取水用の水栓が必要です。前オーナーさんは洗濯機用の配管を床下に増設していたので、我が家でもこれを継続使用します。これも自腹でやったらそれなりの工賃になったと思われます。

・お風呂場。こちらは浴槽はもちろん、床タイルや給湯器が更新されていました。20年ほど前のものなので最新とは言えませんが、オンボロ社宅でカチカチバランス釜と割れたコンクリートむき出し床のお風呂に入っていた我々からすれば、極上風呂に思えますのでそのまま使用し、我が家の工事では照明を交換する程度で済ませました。やはり水回りの大物のお風呂場を更新すると数十万円の追加費用になるようでした。

・外壁窓のアルミサッシのドアと窓枠が交換済。団地ができた頃から窓サッシを交換していないとなると、さすがにガタガタになり隙間が空いたリしがち。実際40年間交換されていなさそうな以前く暮らしていた社宅サッシは1cmくらい窓ガラスとサッシに隙間が開いてひどかったものです。新居の90年代のサッシは今でもピッチリ閉まり動きもスムーズ。窓のサッシを交換するとなると、数十万円追加コースになるところでした。

・あと地味に助かったのがフローリング下の置き床の脚。これもまだまだ使えそうとのことだったので、置き床が必要ない畳部分を除きフローリング部分に再利用しました。

活用したのは地味な部分が多いですが、新規工事することに比べたら数十~百万円以上は節約になったと思いますので、そういう面でも我が家は掘り出し物物件でした。


部屋の間取りは、住み手が好きにチューニングできるのがリノベーションの良いところ。我々は南北の光と風通りを重視し、先日紹介した以下の間取りとなりました。
2015color.png

この間取りも今の我が家の家族構成には最適ですが、もしかすると今後再度変更になるかもしれません。しなやかにいきたいものです。
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我が家の間取り:団地リノベーション

2015.07.17(Fri)

これまで何度かお話してきた我が家の団地暮らし。これまではだのだの障子だのとマクロな話が多く、実際の間取りやら部屋の様子やらはこれまでアップしていませんでした。

私自身は他の団地暮らしの方のサイトやブログを見るのが好きで、その中でも特に基本情報の間取り図を拝見するのが好きです。どんな暮らしをしたいか、どんな工夫をしているか、一番の施主の想いが詰まっているのが間取りなのではないかと思います。

その割に我が家の間取りをこれまでアップしてこなかったのは適当な図面が無かったから、、、という単純な理由です。
もちろん不動産屋さんや建築業者さんから図面は貰ってはいましたが、業者さんが作った図面をスキャンしてウェブに上げるのは、 施主とはいえ、自分のブログに上げるのは気が引けます。(裏返せば自分が作ったものを他人が勝手に他人サイトに上げられるのは遠慮願いたいものですし。)

そこでここ何週間か週末や帰宅後のコマ切れ時間を使って、ポストに入ってくるマンション広告などを参考にして、見よう見真似で我が家の間取りを描いてみました。完成したのがこちら。
2015wb.png
建築図の記号(?)は素人が描いているので間違っているかもしれません。そして縦横比やスケール感も微妙に違う気もしますが雰囲気は伝わるかと思います。

白黒だと微妙に分かりにくいところもあるので、せっかくなので床材や玄関、キッチンのステンレス素材をテクスチャで反映させたカラーバージョンも作ってみました。
2015color.png

描いてみると案外面白くて、結構嵌ってしまいました。ちなみにwindowsのペイントとフォトショップで描いています。寝室の杉無垢材のフローリングの質感も節と色味はこんな感じ。洗面キッチン食堂の檜無垢材フローリングとフリースペース•ワークスペースの檜無垢材フローリングの太さの微妙な違いは実際の部屋と同じ太さ比(11:14)にしました。玄関や風呂の質感もなかなか再現できた気がします。居間の和室の畳も縁無し畳ではないトラディショナルな畳を八畳敷きました。
洗面の流しの形や蛇口、キッチンのガスコンロは実物のカタログや仕様書を参考にしました。特にガスコンロはリノベーションのド定番で特徴的な五徳を持つ機種ですのでユーザーやガスコンロマニアな人が見れば機種がわかると思います。この機種に対する私のイメージは我が家も含め一過言ありそうな人が選択するイメージ(^^)このガスコンロもいずれ紹介しようと思います。

なお、二次元の間取り図では表現できませんが床は風呂と玄関以外フラット。我が家の掃除ロボットは放っておけば風呂と玄関以外は掃除してくれるのでとても楽です。


さて↑のような我が家ですが、間取りはいわゆる2DKで、 実際に住んで、絵に描いてしまえばなんということのない間取りですが、ここまでたどり着くには何個案出しをして検討したことか。。。
そして団地の部屋にしては引き戸と嵌め殺しの窓がやたらと多いと思いますが、これらの開口部一個につき一エントリくらい書けそうな血と汗と涙の物語があります。

そんな大工工事が終わるまでの我が家のリノベーションの経緯をゆっくりじっくり、いまだ一部の内装や家具が揃わず迷走を続ける我が家を紹介していきたいと思います。

それにしてもようやく間取りを紹介できてすっきりしました(^^)今後の団地関係の話は間取り図も参照いただければ幸いです。

(7月17日追記)
フリースペースとワークスペースのフローリングの向きが間違っているのを発見したので修正しました。寝室と食堂廊下、洗面は東西方向、和室の一部とフリースペース、ワークスペース、玄関の框が南北方向です。またフローリング等のテクスチャはこちらこちらからお借りしております。フリーですがとても種類が豊富で眺めているだけでも楽しいです。

プロフィール

ひろき


著者:ひろき

内容:
・アザラシ、海棲哺乳類、鳥、海底の這いずりモノの記録
・旅の記録
・読んだ本の記録
・団地のリノベーション
・その他日々思いつくこと

著者連絡先:
tokkariblogあっとgmail.com
(あっとは@に変換ください)

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