海獣図鑑!

2012.04.10(Tue)

アザラシアシカセイウチのみの類を扱っている海獣図鑑です!ついに出たかというより、初版が2年前のようなので情報をキャッチするのが遅くなり汗顔の至りです。アザラシマニアの方では知っている人が多いような気がしますし、出版された当時私の周りでも話題にされている方がいたかも?ただ当時は八重山にいましたし、まったくアンテナを張っていなかったので、なかなか(^^;
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内容はなかなか濃いですよ。日本で見られるアザラシはもちろん、世界のアザラシ科全18種・アシカ科全16種・セイウチ科1種がすべてカラー写真+カラーイラストで紹介されています。文は海獣界の雄・鴨川シーワールドの荒井一利園長で、イラストは田中豊美さん。イラストも丁寧に書かれていますし、なんというか本自体が非常に丁寧に作られている印象を受けました。例えばゴマフアザラシのイラストがゴマフアザラシを紹介するところ、アザラシの生態を紹介するところ、鰭脚類を紹介するところといった具合に何カットか入っているのですが、それぞれが使い回しではなく別の絵を使用されているのです。文のほうも(まだ全部読みきれていませんが)鰭脚類の生態からアザラシ全般の生態、それから各種ごとの生態や分布等などが解説されています。写真のほうも珍しいロスアザラシやヒョウアザラシ、ウェッデルアザラシなども載っており、しかもちゃんと生態の解説がゴマフアザラシやゼニガタアザラシなどのメジャーなアザラシとと同レベルで繰り広げられています。私はあまり海外のアザラシには国内に比べれば興味が薄いのですがそれでも面白かったです。

一応子供向けの図鑑だとは思うのですが、内容は難しいので大人のマニアでも十分読み応えがあります。私も思わずうなってしまいました。東京駅至近の丸善丸の内本店で購入し、東京駅から家近くの駅まで約40分かかるのですが、1/3も読みきれなかったほど内容が濃いのです。
例えば、本の冒頭近くに「約2800万年前にアメリカ西海岸で誕生した「エナリアークトス」(→19ページ)という動物が、鰭脚類の祖先と考えられています。・・・」といった調子で表現されているわけです。アザラシの祖先は犬や熊の仲間です、とかではなくこのレベルの解説がはたして子供向けかは置いておいて・・・。

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全アシカ16種と全アザラシ18種を並べた大きさ比較コーナー。こういうポスター欲しいですね。クジラ・イルカでは有るのに

私は良書としてアザラシファンにはおすすめできますが、世間的には間違いなく奇書の類に入る書籍と思いますので、興味のある方はお早めにお求めされたほうがよいかもしれません(^-^;)2年経っても初版が東京の真ん中の本屋で売られているわけですし・・・。
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著者:ひろき

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・アザラシ、海棲哺乳類、鳥、海底の這いずりモノの記録
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・その他日々思いつくこと

著者連絡先:
tokkariblogあっとgmail.com
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