流氷の海に入る~道東旅行 2014春⑥~

2014.03.27(Thu)

北海道旅行も3日目。実はこの日の夜に帰るのですが、それはそれ、まだまだ最終日も遊びます。

さて、野生のアザラシを眺めていると流氷の上に乗っかっていたり、港の中に張った氷の上や真冬の海の岩場でで平気な顔で寝ていることもあります。やはりアザラシマニアとしては彼らの視線に立って流氷の海にも入ってみなければ、、、と思っていました。本当は流氷の海でダイビングをやりたいのですが、まずは潜らないもので様子見です。

知床のウトロにはこの思いを叶えられる流氷ウォークというアクティビティがあります。これは文字通り、流氷の上を歩いたり、海に浮かんでみようというものです。流氷の海は一見全面凍っているように見えてもどこに氷の割れ目があり、海に落ちてしまうか分からないので、氷の上を歩くことは絶対にやってはいけないものです。

流氷ウォークでは最初から海に落ちても良い装備をしていって流氷の上に乗っかったり、流氷が浮いている海に入ります。


能書きはこのくらいにして様子を紹介しましょう。

まずはインストラクターさんに教わりながらドライスーツを着込んで手袋を装着して準備をします。

この日のウトロ沿岸はびっしりと流氷に覆われています。
街の近くの港で海岸に下りて、水面が覗いている浅い海でドライスーツの具合や氷の海に慣れます。




その様子がこちら↓ 序の口の海ですが既に氷がごろごろしているので日常からの非体験感は大きく、参加者からは歓声が。私も思わずはしゃいでしまいました。
小さい氷に乗って浮力を感じたり、海面に浮かんでみたり。いつものダイビングできるウェットスーツよりはるかに浮力を感じます。ちなみに全く海水の冷たさは感じません。
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一通り遊んだ後は、もっと”ちゃんとした”流氷の上を歩くべく沖に向かって歩いていきます。この日は港近くでの流氷ウォークで、港近くのせいかずいぶん平らな氷の上を歩いていきました。すこぶる歩きやすい。

しかし、港の防波堤の切れ目に向かうにつれ流氷っぽくなっていき、着いたところの流氷はこんな感じ。正しい流氷。
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写真にシミのようなものが写っていますが、これは序の口の海でカメラのハウジングケースを水に入れてしまったため、水滴がレンズ部分に着いちゃっていてその影が写りこんだものになります。)


流氷はいろいろな大きさがあるのですが、8畳くらいの大きさのものが平均サイズでしょうか。厚さは70cm~1mくらい?案外大きいです。上に乗っても全く沈む気配は無いです。写真のように接しているところを伝って流氷から流氷に歩いていけます。流氷の上に乗って隣の氷を押したりすると動かせます。やっぱり一枚の氷ではなく、8畳くらいの氷がごろごろ敷き詰められて浮かんでいるものであることを実感します。
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流氷の上から海面へ。基本は仰向けに寝て浮かびます。寒さは無いです。少し海水をなめてみますが、いつもの海水よりしょっぱくないような?塩分薄い流氷に囲まれているせいなのかな、よく分かりません。
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流氷の上から海にはいるのは楽ですが、入ったら再び上がらなくてはいけません。さて、どうやって流氷の上に昇ったものでしょうか。
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正解は腕の力だけで何とかする。。。
写真では左手だけが写っていますが、両手を流氷面の上に置いて体を持ち上げるのですが、これがなかなか大変。海の中、しかも足が付かない場所なので、鉄棒の上に跳ね上がるような脚力は使えないのです。それでもなんとか腕の力で体を持ち上げますが体が出れば出るほど、水の浮力の恩恵が下がっていき、体が重くなり腕への負担が大きくなります。さらにこちらはドライスーツを着ているので不自由な身ですし手も手袋のせいで自由に氷をつかめない。
氷の上に出るのがしんどくて、上半身の半分くらいを氷の上に出した後は体をひねって転がるように水から出ました。本当にしんどかった・・・。

アザラシと人間の差を感じます。アザラシはしっかりした前足のつめで氷をつかめますし、氷の上に上がるときも水の中から助走をつけて強力な後足で推進力を得ながら一気に氷の上に上がります。飛び跳ねるように陸上や氷上に出ることもありますし。まぁ氷の上にあがることをしんどがっていたら、そもそも流氷の無い海で暮らしているでしょうし。。。



海から上がった後、海中をよく目を凝らして海中を見てみると小さな生き物たちがいるのがわかります。冷たい海でもいろいろな生き物がいるのですね。
これは妻が撮ったクラゲの一種。
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さらに目を凝らすと流氷の海で最も有名な生き物であるクリオネもいました。しかし写真を撮るのが難しい。クリオネは極小粒で、こちらは海水面上から撮影しようとしている。背景が遠近感の無い海中で、さらに流氷に覆われているせいで海の中は暗い。カメラもコンパクトデジカメでマニュアルでピントあわせが出来な。といった条件で写真を撮るのはなかなか困難です。いろいろ試しているうちにクリオネは流れていってしまいました。
下の写真の真ん中上部のぼんやりした赤いのがクリオネなんですが・・・。もどかしくて水中マスクをつけて潜りたくなります。
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そうこうしているうちにインストラクターさんがなんと素手でクリオネを捕まえてペットボトルに捕獲していました。さすがです。
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流氷ウォークは期待していた以上に面白かったです。天気も良かったし暖かかったし恵まれました。すっかりアザラシ気分、、、というより、アザラシはすごいなぁ、と思った体験でした。

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著者:ひろき

内容:
・アザラシ、海棲哺乳類、鳥、海底の這いずりモノの記録
・旅の記録
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・団地のリノベーション
・その他日々思いつくこと

著者連絡先:
tokkariblogあっとgmail.com
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