潜るマッコウクジラ・跳ねるシャチ~2014夏・北海道旅行・その12~

2014.09.01(Mon)

羅臼沖でのホエールウォッチングの続きです。

シャチたちのジャンプ
をたっぷり眺めた後は、船長の「マッコウを探しに行くぞ~」の号令のもと、シャチ海域を離脱しマッコウ探しです。といっても乗客の肉眼で見つけられるものではないですから、船長と船長をサポートするお姉さん任せなわけですが。

操舵室にはソナーやらマッコウレーダーやらが備えられているのかまでは不明ですが、「やはりマッコウクジラは難易度が高く、簡単に見つかるもんじゃないよな~」とか思いつつのんびり海上の様子を見ながら過ごします。

羅臼沖は魚が豊かな海。ホエールウォッチング船以外にも漁船が行き交います。むしろ漁船の方がメインな海ですが、漁師さんたちは深夜に出て朝方帰ってくるので、我々の乗っている観光船と行き交う方がレアなのか?日ロ境界線も近く国後島も大きく見えます。
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マッコウが出るまで暇ですから、海鳥の写真を撮ったりします。小さい上に高速で動くのでピントが合わすのが難しい。写真の鳥はずいぶん派手に見えますが、オシドリのオスかなぁ・・・?海によくいるミズナギドリやカモメの形態では無いような気がしますし、となるとカモの類だと思うのですが、オシドリが知床半島と国後島の間の海にいるのだろうか。。。
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船が全速で走ること15分。なかなか新たな動きも無い。やっぱりマッコウは難しいよなー、と思いつつ、他のお客さんたちもなんとなく所在無くなってきた頃、「マッコウの噴気を見つけた」との船内アナウンス!
船内が俄に色めき立ちます。私もその流れにのって舳先近くにへばりつき、双眼鏡を取り出します。噴気は船から進行方向11時とのアナウンス。確かに海の中から蒸気が吹き上がっていましたが、これは、遠いぞ。。。肉眼のお客さんはおそらく見えますまい。

揺れる船の上で頑張って望遠レンズを駆使して撮影したのが以下の写真。遠さが実感いただけるのではないでしょうか。
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船は全速でマッコウに向かって進んでいきます。海の上なので距離感がよくわからないですがまだ2~3kmくらい?私も必死に双眼鏡で噴気を追い続けます。しかしこの揺れで双眼鏡を使ったりカメラのファインダーを覗くと普通の人なら酔ってもおかしくないぞ・・・。私は何の因果か船に強いのでどうってこと無いですが、自信の無い方は酔い止め薬を服用したほうが良いでしょう。

マッコウの噴気は、まだ肉眼では見えない距離です。


あと1~2kmくらいに近づいたかな、、、と思ったその時!




マッコウクジラが尻尾を上げてしまいました。マッコウクジラの尻尾から落ちる水の量はものすごい量。体の大きさが推測されます。
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しかし、マッコウクジラが尻尾をあげるときは深く潜るとき。この後しばらく海面に浮上してきません。


船長のアナウンスから「あ~~~!」っという声が。双眼鏡を見ている客からも「あ~~~!!」っと声が上がる。私もファインダーを覗きながらまっっっっこ~~~~~!!!ってなもんです。
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近くでは見られなかったけど、確かにマッコウクジラはいるということが見られたからまだ運が良かったと思うことにします。

船長からは「潜ってしまったもんは仕方ないので、再びシャチに行く。途中でマッコウがいたら考えるけど。」とアナウンスがあって、進路を変え再びシャチのいる海域へ移動です。




ほどなくシャチの海域へ。すぐに見つかるシャチたち。君たちはお手軽でいいね。(注;この季節シャチを見られるは相当運が良いことなのですが、感覚は麻痺して来ます)シャチたちはマッコウクジラより相当知床の沿岸寄りにいました。
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鎌形の綺麗なシャチの背ヒレ。
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今回見たシャチはすべてメスか子供のシャチでこれでも背鰭が短いようです。オスのシャチは背鰭の高さだけでも2mもあるそうな。しかし警戒心も強くメスや子供よりなかなか近づけないとのこと。
この日のオスのシャチはロシア側海域境界線近くにいたようで姿は見られず。
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一頭のシャチが足ヒレを高く持ち上げ、水を跳ねあげました。
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跳ね上げた水が尻尾に降り注ぎ、水滴が弾けます。綺麗ですね。シャチも遊んでいると思います。
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こちらの写真の背景は国後島。国後島もすぐ側。北方領土には北海道ではレアな生き物がゴロゴロいるそうで一度は行ってみたい。
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遊んでいるシャチ。複数頭でじゃれあって遊んでいるようです。
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ここでホエールウォッチングは時間切れ。シャチに別れを告げ羅臼港へ帰港する進路をとります。もっと見たかった。。。
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船は速力を上げて羅臼港へ。航跡が名残惜しいです。


すれ違った他社の船。お客さんは救命胴衣を着用。私たちの船の客も着用しています。
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帰り道でもイシイルカの相当の数の群れが左舷右舷両側で跳ねまくっています。しかし相変わらず姿は捉えられない。。。
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羅臼港近くまで戻ってくるとサケマスの定置網が目に入るようになります。改めてシャチやクジラと人の生業の近さを実感します。
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羅臼港近くで船内放送で船長さんが「羅臼は陸からマッコウクジラの噴気を見ることが出来る世界で唯一の場所。」と自慢気に言っていたのが印象的でした。たしかに陸から近いところでシャチが跳ねていました。私の写真の背景に羅臼の街が入っている写真が何枚かある通りです。マッコウも近くによってくることもあるのでしょう。羅臼は漁業も好調そうな上に観光資源も豊富で豊かな街の印象でした。


そして羅臼港に帰港したら慌ただしく次の14時便のお客さんと入れ換え、、、本当に着いた途端です。がーーっと降りて、ぶわっと乗って、ががっと出港していきました。乗るときに撮り損ねた本船の写真をまた撮り損ねてしまった。。。船が気になる方は知床ネイチャークルーズさんのサイトで確認ください。


このホエールウォッチングが今回の知床旅行の最後のアクティビティ。天気もなんとかもったし、季節外れのシャチをたくさん見られましたし、遠くにマッコウクジラ、姿はよくわからなかったけどイシイルカ(の上げる水しぶき)も見られましたし、最後を飾るにふさわしく、なかなか良かったと思います。


羅臼帰港後は近くの道の駅ですっかり虜になった羅臼の海で育った昆布を買って帰ります。しかし海底からわさわさ生えている昆布がこの値段で売られていたら、、、と下世話な勘繰りをします。

遅い昼ご飯を食べたあとは知床と友人と別れ、本日の泊地、釧路へ。

この長かったような短かったような知床半島を山から海までを満喫する旅のフィナーレも近づきつつあります。
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著者連絡先:
tokkariblogあっとgmail.com
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