配管はむき出しに、シンクは実験用で、床はフラットに。洗面所とトイレ:団地リノベーション

2015.09.11(Fri)

我が家のリノベーションの後の部屋紹介シリーズ、そろそろ後半戦に入ります。今回は洗面・トイレの水周りをやろうかなと思います。(全体間取りはこちらを参照)

洗面スペースは例によって、工事前に妻が描いたイラストがあります。
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、、、と思ったら、あまり洗面部分は描かれてませんでした。

それでも横幅の広いシンク、レバー式水栓、フローリングにタイル壁。洗面脇の縦の排水管に直接排水をつないでいるのは確認いただけるかと思います。

これが実際どうなったかというと、、、
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大体イラストのイメージ通り。シンクは理科の実験室にあるような無骨で大き目なシンクなイメージでTOTOのSK6というその筋のやつを入れています。水栓もシンクのざっくりした雰囲気に合うようにシンプルなレバー水栓。水栓は三栄水栓のシンプルな混合栓CK111-13のハンドルをレバー式に自分で交換したもの。この水栓はキッチンの水栓に比べると驚くほど安い優秀な水栓です。

タイルは、キッチンのタイルと同じサンワカンパニーさんのものですが、こちらはモザイククレマ。キッチンのモザイクノーチェよりつるっとした印象。より清潔感が出るかなと思ったのですが、あまり変わらなかった。

2015年9月15日追記:妻より指摘があり、この洗面の実験シンクは大阪のリノベーション会社「株式会社アートアンドクラフト」さんの施工事例を参考にしたとのこと。アートアンドクラフトさんのサイトに施工事例が掲載されていますが、洗面に実験用シンクがを使用している素敵な事例が多いです。)



シンク横の縦配管はあえてむき出しにして、壁の漆喰と同じ系統の白ペンキで塗りました。

トイレと洗面の床はキッチン同様、檜の無垢材にしました。水周りに無垢材は敬遠されがちとは思いますが檜風呂というものもあるし、水に濡れたら無垢材は終わり、、、ということもないでしょう。濡れたらなるべくすぐ拭くようにして、それでも汚れたらそれはその時考える覚悟です。

通常、洗面所に鏡はありそうなものですが、我が家の洗面には鏡は置きませんでした。妻は身支度は洗面所で行わない人ですし、私もなるべく自分の顔を見なくても済むようにしたいので、洗面に鏡は置きませんでした。今後、必要があれば、右側の壁に可動式の鏡でも追加も出来るでしょう。


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お風呂以外の床に段差の無い家にしたかったのでトイレも無垢の檜の床材で統一です。当然男の立ちションベン禁止。あの跳ねさえなければトイレの床は綺麗なわけですからスリッパも置いてません。
全面フラットな床のお陰でお掃除ロボットがトイレの中まで侵入して掃除しています。さすがに便器の裏まではもぐりこめないようですが。

便器はTOTO製でウォシュレットはもちろん、上部手洗もないシンプルなやつ。TOTOのピュアレストMRです。

あ、右側に洗濯機が写っていますが、団地にも入るプチドラム式を置いてあります。洗濯機の顛末はこちらを参照ください。

トイレ内部。
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ペーパーホルダーは前に熱く書いたten tin doorsさんのOIR-061です。
棚を床近くの下部につけました。ペーパーがずらっと並んでいて、これはこれで便利ですが、もうちょっと良い美しい使い道がありそうな。
灯り取りの窓も枠は古建具で中古のもの。嵌めているガラスは透明のものだと中まで見えてしまうので、昔ながらの結霜ガラス。我が家の窓はこの結霜ガラスの採用が多いです。

トイレ天井にも横配管があります。
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元々購入当初のトイレは天井は低く配管も隠されていました。しかしトイレに圧迫感は嫌だなと思い、ここは配管をむき出しにしても、天井をギリギリまで高くしました。

今のところ、横配管には緊急用にペーパーを一巻だけ挟んでいますが、ここも何かもっと楽しい使い方ができそうです。

トイレの高さのため、このトイレの扉は天井まである引き戸。我が家の屋内建具で唯一新造した建具になります。

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トイレの照明は邪魔くさくならないように天井にダウンライトにしました。ブラブラしてたら頭をぶつけそうなので。。。


洗面の方の照明の紹介を忘れていました。ここは引っ掛けシーリングソケットを設置してあるのですが、どうも気に入った照明がみつからない。ひとまず、裸電球を直接天井から生やして凌いでしばらく気に入った電灯が見つかるまで凌ごうとなっております。
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ただ裸電球も透明の真ん丸玉をつけると漆喰の天井の反射もあり結構綺麗です。使っているものはpanasonicのこれ。確かヨドバシあたりで250円くらいで買ってきたような記憶がうっすらあります。電球も100~200円くらいなので、多分総計600円程度のチープな感じです。


洗面トイレは水周りで電気が故障もするのも嫌なので、なるべく電気器具が無いシンプルな構成にしました。
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我が家の収納庫、クローゼットの工夫:団地リノベーション

2015.09.09(Wed)

我が家の各部屋紹介シリーズ、今回は寝室と背中合わせのクローゼットの話です。(全体間取りはこちらを参照)

ここは我が家最大の収納スペースで、季節家電から使用しない季節布団、旅行用のスーツケース、夫婦二人分の普段着・仕事着、靴下までと、大物から小物までが放り込まれます。その割りに2.5畳程度しかないです。

中を紹介する前に恒例になりつつある(?)工事前に描いていた妻のスケッチ。
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人の頭の高さくらいに大きめの板棚を設置、その上は衣装ケースや季節の布団や季節家電等日常ではあまりいじる必要がない物を置くスペースです。それより下は日常的に着用する衣類や仕事着のスペースです。
イラスト右下に逆サイドが描かれていて、3段の可動棚を2列作ったのですが、様子は下に掲載している写真の方が掴みやすいかも。

奥(イラスト左側)はスーツケースや季節家電など大物置き場。イラストのMBというのはメーターボックスのことで、中には水道やガスのメーターが入っているのですが、我々の私物は入らないデッドスペースです。

このクローゼットを紹介するにあたって、どのように書けば様子が伝わりやすいか悩みました。居住している現在では既にたくさんの荷物が入っていますので、むしろ工事中の写真のほうがイメージが伝わるのではないかと思い、以下の写真を用意しました。
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棚板の上に妻が転がっていますが、これはクローゼットの棚板の上に登って奥の壁に漆喰を塗っている様子です。クローゼットの内部は目立たないところなので、ここで漆喰塗りのコツを会得してから寝室を塗りました。

それはともかく、上のイラストのL字型になっている棚板のイメージはこの写真で伝わるのではと思います。まだこの段階では服を吊るす金属の棒はまだ設置されていません。

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引渡し直後、荷物がまだクローゼットに入っていない状態。入り口側から撮影した写真です。可動棚は横2列になるようにレールをつけていますが、この写真では奥の1列に棚板が寄せられています。可変棚は現在、二列で3段棚で使っています。夫婦二人で暮らすには、これだけの収納スペースでは狭いかなと思ったのですが、案外まだ余裕があります。よく考えると人間も一日にそれほど多くの服を着るわけでもないし私も平日は働きに出るわけで、大して私服は持っていないし、大量に持つ必要も無い。

クローゼット入り口は中が見えない方がいいかなと思い、カーテンレールを着けましたが、カーテンで仕切るとクローゼットに湿気が篭りそうなのと、お客さんが来ても玄関側から丸見えな訳でもないので、今のところカーテンは付けてしておりません。


これが現在のクローゼット。若干お見苦しいですが、右のパイプには、リーマンの私の仕事着が吊るされています。
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左側の壁際が可変棚。天井近くの棚板の上が季節物など日常ではあまり動かない物用のスペース。


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動かない物スペースは無印良品の収納ボックスに合わせて設計。我が家が採用したのはここら辺の奥行55cm・巾44cmのシリーズ。このシリーズは高さ18cm、24cm、30cmのボックスの3種類が出ています。天井の高さを考えると、我が団地の場合は24cm×2段か、18cm+30cm辺りが妥当な組み合わせ。いずれにせよ48cmの高さを前提にするのが使い勝手が良さそうなので、高さ48cmに取り出しのための余裕を考えて高さは52cm・奥行は58cmでオーダー。測ったように(測ったのですが、、、)ぴったり。まぁ無印の収納ボックスの規格は今後変わるかもしれませんが、こんな収納ボックスは、おそらく十年オーダーでも買い換えるものではないと思うので、今がよければ何とかなると思います。


なお旧居で使っていた衣装ケースは普通の団地押し入れ用で奥行が70cmほどありました。この狭いクローゼットに奥行70cmのケースは無謀だったと思います。さらに無印のボックスは通常の衣装ケースのように蓋で上下で開け閉めするのではなく、引き出し式なのでこのような高い場所での使い勝手は蓋式より遥かに良い。結果、旧居の衣装ケースは私の両親にドナドナされました。

このクローゼットは人が中に入って、物を出し入れしますが、通路スペースは人が横になってギリギリ奥まで入れるくらいの幅です。流行のウォーク・イン・クローゼットといえるほど余裕があるウォークインではないサイズ。クローゼット内に人が通るためのスペースを設けるとそこは何も活用できない無駄スペースになりますので、我が家のクローゼットの通路用スペースは必要最低限にしました。

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クローゼットの奥(MBの上)は旧居で使用していたものの新居では出番がなくなった突っ張り棒たちを駆使し、簡易的な棚もどきを作ってみました。突っ張り棒も三本並べば棚です。案外便利で、あまり日常的に使わない雑貨類を置いてます。


このクローゼット部分は建築当初や前オーナーたちの間取りでは、開口部を部屋の中心部に向けたクローゼット・押し入れでした(前の間取りはこちらを参照)。我が家では開口部を90度回転させ奥に長細いスペースにしました。これは微妙に私と妻の起床と就寝時間がずれているためで、お互いの帰宅・出勤時にお互いに寝ている方を起こさないように、という配慮の結果です。この工夫はよかったです。


クローゼットは住むスペースではないので日陰になりがちなスペースですが、シンプルな構造と住む前に設計のサイズから指定したお陰で、結構使いやすく面積の割りに物が入るな、と感じております。
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杉材床と自分達で漆喰を塗った寝室:団地リノベーション

2015.09.03(Thu)

団地リノベーションした我が家の紹介シリーズ。キッチン関係の次は寝室です。(全体間取りはこちらを参照)

ここは文字通り寝るだけの部屋ですが、他の部屋とは異なる特徴が2点。

我が家で唯一、床材に杉の無垢材を使っている点と、自分達で漆喰を塗って壁を仕上げている点です。
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部屋全体の様子。照明は壁面にガラスカバーのコイズミ照明 LEDブラケットを設置しました。寝室なので調光機能付きにしたかったため、これは新しい製品です。
よく見ると天井に引っ掛けシーリングが付いていますが、ここは気に入った照明が見つかったら入れようかなと思っており、今時点ではひとまず放っておいてあります。

床材は秋田杉の巾11cmの無垢材。杉は檜以上に柔らかく足ざわりが穏やかで暖かみがあるので、くつろぎの寝室は杉材に、、、と思ったからです。

実際に杉材を入れてみて、木目がはっきりして檜より個性が強いのも面白いです。材が柔らかいのでその分、傷も付きやすいですがここまで木目はっきり出ると少々の傷は目立たたないです。
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ワックスを塗ると木目がさらにはっきりします。上半分がワックスを塗った直後、下がワックスを塗る前の杉材の木肌。

写真の黒い丸で写っているのは節。他の部屋の檜の床材に比べると、寝室の杉材の節の多さは際立ちます。


寝室の出口。
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杉の床材と檜の床材の境目。建具で仕切っています。檜も杉も国産の針葉樹ですがやはり並べてみると感じが違う。手前が杉、奥が檜材です。

実際の檜と杉の足ざわりですが、檜のほうがつるるっとしていて、若干固い。杉は少しざらっとしています。杉の方が暖かみがあるように思います。


さて、もう一つの特徴であるDIYによる漆喰壁。材料は他の部屋と同じ栃木産の漆喰。材料は他の部屋と一緒に左官屋さんに用意して頂き、塗りの指導を受けつつ、寝室と隣のクローゼットを自分達で仕上げました。
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結果は、、、仕上げの美しさはやっぱりプロとは雲泥の差。でも壁や壁材についてこんなに考えたこともなかったですし、自分の家のことをよく知ることにもなり、良い経験でした。


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寝室とクローゼットを仕切る壁。このような角を綺麗に塗るのが本当に難しかったです。これは最後まで満足するような美しさは無理だった。。。改めて職人さんスゲー、と思います。

居間と寝室を区切る壁。
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大分上達してきた頃に塗った壁です。

我が家はわざと鏝跡や鏝目を残すようなものではなく、ひたすら滑らかな面を目指したのですが、、、。ただ自分で塗ったせいか塗り斑があっても愛着がわくので、これはこれでありだったかなと思います。仕上げの壁面のザラザラ感も自分達が仕上げたと思うと嫌ではないです。


そうそう、この部屋のもう一つの特徴が居間と寝室を仕切る壁に付けられた横長の古建具窓。透明ガラスと細工ガラスが桟で仕切られています。
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居間の記事にも出てきましたが、横長のかわいらしい窓です。この窓のお陰で居間と寝室の仄かな連続感があります。

ただ寝るための部屋なのでささっと終わらせようと思ったのですが、案外長くなってしまいました。家主は思い入れが大きく、ついついいろいろ書きたくなってしまいます(^^;

この部屋と一体的な場所にあるクローゼットの話は次回にします。
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キッチンの2大顔役~ガスコンロと水栓~:団地リノベーション

2015.08.30(Sun)

先回、書ききれなかったキッチンの続きです。今回は住宅設備。キッチンの顔役のコンロと水栓です。

我が家のご飯炊きは文化鍋による鍋炊爨が基本なので、やっぱり料理は火で行いたい、、、ということでキッチンのコンロはガスとすることで、夫婦会議は全会一致。

妻のキッチンのイラストに描かれているコンロは、特徴的な五徳を持っており、最近のリノベーションの定番機種なので、その筋の方が見ればイラストだけで機種が分かるのではと思います。
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ちょっとかっこつけた写真にしてみました(^^)

日本のハーマン社のプラスdoです。全面五徳、非対称なバーナーの配置と火力、アナログな火力調整ツマミ、全面のステンレスの見た目が特徴的で、男らしいデザイン。横浜みなとみらいの東京ガスのショールームで対面しましたが、ほぼ即決でこいつの導入は決まりました。

まともに正面から撮るとこんな具合です。
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デザインに惹かれて買いましたが、コンロとしても使いやすいです。左下の強力バーナーもいいし、真ん中のチビサイズが健気にがんばっている様子も可愛らしい。このチビサイズは小さめのコーヒーポットのお湯を沸かしたり、大なべをじっくり加熱する時には結構使えるやつです。全面五徳も鍋をちょっと除けて置いたりできるので便利。五徳の掃除も馴れてしまえばたいしたことは無い。お湯で油を落とし、布巾で拭けば終わり。気に入ったものなので大事にしようという気になるのか、掃除もそれほど手間には感じないです。

このプラスdoは2009年の発売なので2015年時点で発売から6年が経過しています。ただいま価格comでハーマンのガスコンロと調べると、ほとんどの機種が2013~2014年発売で、現在も販売が継続されている機種で2009年からの発売はこの機種を含む2機種だけ。(2008年以前のもので販売中の機種は無い。)相当ロングランな機種ということが分かります。それだけ売れているのか、特徴的なデザインのせいか在庫が溜まっているのか、分かりませんが、現在発売中の他機種を眺めると、デザインで替わりになる機種がいない。なおメーカーサイトには定価26万円とありますが、ネット通販では10万円台からあります。安いのは結構なことですが、定価の半額以下が実売価格というのはどうも実態とかけ離れているような気がします。

似たような商品でリンナイもこんなのを出しています。我が家がリンナイの製品にしなかったのは魚焼きのグリルが無かったから。プラスdoを選ぶ方に結構共通する理由だと思います(^^;


さて、続いてはキッチンの水栓。これはガスコンロとは違って決まるまで時間が掛かりました。
最終的に決まったのは、KWCというスイスのメーカーのLivello
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この水栓は我が家で唯一の海外メーカー製の住宅設備です。KWCとは私には聞きなれないメーカーですが、こいつの日本への輸入を取り扱っているTOTO系のCELA TRADINGのサイトによると「1874年、スイスにオルゴールの製造会社として設立。1897年より精密機械などで培われたスイスの技術を活かし水栓の製造を始めました。」とのこと。スイスは縁あって何度か行っている国です。

この水栓、妻が見つけて導入を提案されたのですが、すんなりと我が家の導入にならなかったのは、そのお値段・・・。先ほどのCELATRADINGのサイトに値段が載っていますが、妻が入れたがったのは10万円オーバーのステンレスモデルの方です。輸入品のせいか値引きはなし。

キッチン用の混合水栓なら1/3の予算でもそれなりの物が買えそうですし、舶来品でも例えばデザインが酷似している、ドイツの老舗水栓メーカーGROHEのミンタシリーズならもっと安いし、KWCのLivelloでもクロームモデルなら70000円程度です。

妻は、全額自分で払うとしても、Livelloのステンレスモデルをどうしても導入したい、と強く主張したので、そこまで惚れているなら、、、とのことで、めでたく我が家にやってきました。キッチンに立つたび「やっぱりあの水栓(Livello)にすればよかった」と思いながら暮らすのも嫌ですし、こいつが来なかったとして、代わりに来た水栓にも申し訳ないですし。

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Livelloはシンプルで美しい水栓。そのハンドル部分です。ハンドルを右に倒すと水が出て、奥に倒すと温水、手前が冷水。メーカー名がさりげなく透かし彫りされています。

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水を出すためハンドルを倒すと、中の部品にもKWCの刻印が。見えないところにもこだわる辺り、芸が細かい。。。さすがスイス。


なぜこの水栓に強くこだわったのか、引っ越すか引っ越さないかの位のタイミングで妻に聞いたことがあります。その答えは、「好きな料理研究家さんのキッチンに取り入れられていて、まっすぐ伸びた水栓からすーっと水が落ちていく様子がとても美しかったから。」とのこと。言われれば確かに。。。しかし、私には無い判断基準で、蛇口から出てくる水のシルエットまで考えて水栓を選ぶとは、私は思いつかなかったです。

日本にそこまで考えてこの水栓を選んで購入した家があるというのはスイスの水栓職人さんもきっと喜んでくれるでしょう。
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上述の通りLivelloでも比較的安価なクロームモデルではなく、価格の張るステンレスモデルにしました。私自身が当初の購入を渋っていたので恐縮ですが、ステンレスモデルにしたのは今は大正解でした。というのは我が家のキッチンはサンワカンパニーのグラッド45に、ガスコンロも上述のステンレストップのハーマンのプラスdo。全部ステンレストップです。この組み合わせなので、水栓はキッチンでも目立つ顔役ですから水栓もステンレスに統一して良かったと思います。
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我が家のキッチン。これがステンレス素材ばかりではなかったらクロームの水栓でも良いと思うのですが、落ち着いた光沢のステンレスの中に、水栓だけ青白い光沢のクローム素材だったら、、、ちぐはぐになってしまっていたか、と思わないでもないです。
とはいえ、水栓は現在でもクローム素材が主流で、多分グラッド45を使用している方でもクローム素材の水栓を使っている方がとても多いと思いますので(サンワカンパニーさんのショールームのグラッド45もそうでした)、あまりこの辺を書くのは気が引けます。

おまけ。工事期間中に届いたKWCの水栓、Livello。
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超スイスっぽくてKWCっぽい箱で届きました。

中を開けてみるとこんな具合。水栓は部品で見るとこんななんですね。
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箱の封を戻して、出番を待ちます。
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食堂・台所の紹介とシステムキッチン"グラッド45":団地リノベーション

2015.08.26(Wed)

団地の一室を購入し、リノベーションをした我が家の紹介、先回の居間に続いては、リノベーションの華、ダイニングとキッチンでございます。(全体間取りはこちらを参照)

居間に引き続きキッチンも妻がイラストを描きました。
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改めてイラストを見ると結構具体的に描き込まれており、水栓やコンロなどはカタログ等である程度目途をつけていた段階で描いたと思われます。


どんなキッチンになったかというと、、、
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こんな具合です。左側4枚建具の奥が先回紹介した畳敷きの居間。

キッチンの台・水栓・コンロ・換気扇は当初イラスト通りのものが入りました。イラストに描かれていた正面の棚と引っかけ棒は、住んでから取り付ける必要性が出てきたら、DIYでベストのサイズのものをベストな位置に取り付ける、、、という結論になりました。給湯パネル、コンセントなどはドアホンとあわせてキッチン左側の壁に。左側の壁には廊下側に光を通すための灯り窓をつけました。これも古建具の窓枠で結霜ガラスをはめ込んでいます。灯り窓はイラストよりだいぶ高い位置になりました。

キッチン上部の照明は一箇所だけだと手元が暗くなりそうだから、左右2箇所に分けて天井の高い位置にシーリングライトを取り付けました。

床は木曽檜の上小節で15cm幅無垢材を使っています。水周りにはあまり向かないと言われがちですが、我が家は快適性重視で無垢材を敷きました。もちろん無垢材の感触を楽しむために敷物はなしです。無垢材むき出しです。汚れはどうなることやら。。。
食堂・台所の天井・壁は居間と同様、栃木産の漆喰の塗り壁。イラストにはモルタルとありますが、最後まで迷って漆喰壁に。漆喰の白が美しかったからです。水周り・火周りも区別することなく漆喰。これもどうなることやら。。。

まだ暮らし始めて半年もたっていませんが、壁も床も汚れてきた感じはしません。毎日見ているからかな・・・。洗いものや炒め物はガンガンやっています。気をつけていることと言えば炒め物のときは床に新聞を敷くのと、水が飛んだら床はこまめに拭くようにするくらいです。壁は掃除も何もやっていません。
壁に私が油を盛大に撥ねさせて、でっかいシミを作ってしまったことがありましたが、一晩経つとどこにシミがあったか分からないくらいに色が薄くなってしまいました。油を吸収したのか、油が蒸発したのか、わかりませんが、案外汚れないものだなと感心しました。


キッチンとは逆サイド。
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保存食品や日用品ストックのために大げさな戸棚や吊り戸棚は置きたくないので、重量に耐えられる金具を用いて高さ可変のオープンな棚を作りました。棚板は取り急ぎ5枚。足りなくなったらDIYで造作します。写真は引渡し時に撮影したものですが、今現在、床から80cmくらいまでがゴミ類のスペース。その上にコーヒーメーカーが置いてあって、あとは保存食や乾物のストック、雑貨類が置かれています。

写真では棚の隣はがらんとしてますが、冷蔵庫置き場です。この写真右側は居間、さらには玄関方面になりますが、居間・玄関から冷蔵庫置き場やオープン棚が見えないように壁を造作してあります。(その辺は間取りをご覧いただけるとよくわかるかと。。。)

食堂全体の照明はまだ仮のもので、引っ掛けシーリングに旧居で使っていたソケットアダプタをかませて裸電球を付けています。
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照明は気に入る物をじっくり探そう、、、ということの仮処置なのですが、私も妻も最近はこれで落ち着いてしまっている気がしないでもない。キッチン上の照明がなかなか強力なLEDシーリングライトなので、夜になっても光量不足は感じないですが、、、。


システムキッチンはサンワカンパニーのグラッド45が早い段階から最有力候補で、これが我が家のキッチンになりました。これに惹かれたのは業務用キッチンのような堅い印象にしたかったからです。

キッチンはいろいろ悩まれる方が多いのではないかと思います。我々もL社やC社等、主なメーカーのショールームも見に行きましたが、どれも多くの機能が盛り込まれ、そんな機能は我が家に必要?と感じるものが多い中、グラッド45はシンプルな構造になっていたことは好印象でした(その分値段も安かった!)。
また、他のメーカーでは値段に掛け値が乗っていて最終的に価格値引いて販売するという値段体系も多いようですが、サンワカンパニーは最初から定価明示の明朗会計なやり方も好印象でした。あと、カタログやウェブサイトに矢鱈と無意味に外国人(特にパツキンのチャンねー)を配しているような分かりやすい胡散臭さも私は気に入りました。この辺は大阪のメーカーだからでしょうかね(^^)

青山にあるサンワカンパニーにあるショールームに夫婦で出かけて行き、実物を見て「やっぱりこれだね、、、」となりました。
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ショールームのグラッド45。

実際の我が家に入ったグラッド45はこんな具合です。
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巾は2550mm。これは旧居のキッチンが1800mmで狭く、夫婦で並んで料理ができないこともあり、キッチンの大型化はリノベーションの優先事項だったのです。高さは83cm。高さを83cmにしたのは下の写真の右側に写っている窓枠下辺の高さが83cmで隙間無く合わせようとしたためです。


グラッド45のシンクは直線的なカットで横が80cm幅広なのも気に入っています。このシンクが角ばっているおかげで男気な雰囲気になったと思います。オプションでシンクの上に置ける水切り板も購入したのですが、これを使うと水切り板の下が非常に陰気になって掃除が行き届かなくなるので、一ヶ月経たずに撤去しました。

グラッド45の天板はヘアライン仕上げでとても美しいですが、非常に傷つきやすいものでもあります。陶器の底、金属のフライパン等々を直置きしたら一発で傷になります。我が家は布巾を敷いて硬そうな調理器具や器はその上に置いての調理が多いです。一方でシンクの中は諦めて傷は気にしないことにしよう。。。となっています。


そして写真からも分かるとおり、我が家のキッチンは食器洗い機は無しです。グラッド45には食洗機を組み込むこと自体は可能です。我が家で食洗機を入れなかった一番の理由は我が家の食器が沖縄のやちむんだったり、栃木の益子焼だったり、ガラス職人さんが作った器だったりなど各地で気に入って買い集めた物が多く、これらはほぼ全て食洗機で洗うのは非推奨なので、、、です。

食洗機でがーっと洗える食器は便利だと思いますが、割れても悲しさより片付けのめんどくささが先立つような食器で暮らすのあまりにも寂しい。丁寧に一個一個集めて買ったときの土地や旅の思い出、ストーリーが詰まっている食器で暮らすのは気持ちがいいものですし、そんな器は食洗機に任せにくいです。
我が家はそんな食器が多く、どうせ手洗いをしなければならないし、二人暮らしであまり食器も多くないですし、子どもができたとしても、まぁ妻も私も食洗機の無い家で育ったので、あのような便利製品は無いのが当たり前だったということもあり、、、。

また、我が家はじゃんけんで負けたほうが皿洗いを請け負う習慣があるのですが、そういったコミュニケーションがなくなるのも寂しいし。


あ、あと最近のキッチンのカタログやリノベーションの事例では大抵導入されると思われるレンジフードも入れませんでした。これを付けなかったのは、前の社宅もレンジフードがない台所でしたが、その社宅の白塗りのキッチンの壁や天井もあまり汚れている様子はなかったので、我が家の料理具合程度なら必要ないかな、、、と。
また昭和の団地ですので、我が家の換気扇排気口の穴の位置は高さが170cmくらい。私は無駄にでかいので、レンジフードを付けると、ものすごーく邪魔になりそうな位置にレンジフードを付ける事になりそうなのも理由の一つ。換気扇は壁にプロペラ式のものを取り付けてあります。

上にも書いたとおり、今のところレンジフードが無いからといって壁が汚れてきている感じはないです。フードがないおかげで明るく軽いキッチンになったかと思います。


さて、最初のイラストにも描かれていますが、シンク奥は奥行き10cmくらい、高さ30cmくらいのタイル張りのカウンターをつけることになっています。(妻のアイディア)ここに調味料やちょっとした小物を置こう、という計画です。サンワカンパニーのショールームにグラッド45を見に行くついでにこのタイルも探していたのでした。
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サンワカンパニーさんが売り出しているタイルサンプルと、他社の取り寄せたタイルのサンプルを持参して、高さやデザインを確認。

結局我が家の台所で使用することになったタイルは、キッチンと同じサンワカンパニーさんのモザイクノーチェ
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サンワカンパニーさんらしく(?)これも比較的安価で明朗会計な素敵商品でした。

入居して、しばらく暮らしている今のキッチンカウンタはこんな具合です。
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タイル目地はグレーで仕上げていただきました。



サンワカンパニーさんのショールームは水栓やら洗面台やらもディスプレーされています。人間が暮らすにはたくさんの物が必要だな、、、と改めて思います。
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こちらは洗面台のディスプレー。
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食堂台所は本体だけでずいぶん長くなってしました。次回はキッチンつながりで、これまた熟慮に熟慮を重ねて選んだ水栓やガスレンジやらの設備を紹介しようかなと思います。
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畳と古建具に囲まれた和室(居間)の紹介:団地リノベーション

2015.08.25(Tue)

我が家のリノベーションシリーズも今回からは個々の部屋を紹介しようかなと。まずは居間から。(全体の間取りは以前のエントリーを参照ください)

以前も書きましたが、居間には畳を、それも正方形の畳や縁無しの畳が夫婦二人と好みではなかったことから昔ながらの縁があるタイプの畳を入れることで夫婦間で一致していました。
和室 リノベーション 団地」と検索しても、和室を洋室にする、、、というパターンが多そうな中、我が家は購入時に洋室になっていたリビングを和室にしたので、このパターンはなかなか珍しいかもしれません。

こちらの2枚のスケッチ。工事に取りかかる前、間取りが決まった辺りで妻が描いたスケッチです。工事の打ち合わせ時には妻がスケッチした絵を何度か持って行きました。イメージが伝わりやすかったように思います。

寝室側(西側)視点からのスケッチと
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これ(寝室側から撮影)が実際の部屋。
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ワークスペース側(東側)視点からのスケッチ。
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これが実際にどうなったかというと、、こんな感じ(ワークスペース側から撮影)
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ワークスペース側は中央は上の写真の撮影位置より後ろに引けないので、ちょっと横にそれて部屋全体を写したのがこちら。
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壁や天井は栃木産漆喰の塗り壁・天井です。(これは居間だけではなく全ての部屋共通です。)カウンタの下とフリースペースは木曽檜の無節材で幅11cm。

結構イラストは再現されているかと思いますが、微妙に異なるところも。寝室側からのスケッチでは天井を板張りにするイメージですが、工賃が上がるのとそこまでやるか・・・という話になり、壁と同じ塗りの天井になりました。間取り図ではフリースペース(写真では戸棚が置いてある辺り)の奥の壁を一面だけ異なる色にする案になっていましたが、これは私が気に入らず取り止め。
ワークスペース側からのスケッチでは正面のカウンタに黒い四角が描かれていますが、テレビのようです。我が家は今のところ、大型テレビは置いていないし置く予定も無いです。

カウンタの上は寝室側の様子が見られる横長のはめ殺し窓。居間と寝室の間で光を通そうと思いました。あまり見ない横長の形で等幅ではない桟が入った建具が気に入っています。この建具は他の民家で使われていた古建具を持ってきています。


畳は昔ながらの長細く、縁有りで縁は無地の紺。畳のい草は国産で減農薬有機栽培のものです。妻のスケッチには「青い畳」より「黄色い畳」とありますが、新品の畳は放っておけば黄色くなるので手は入れてません。工事中で畳が入った頃の写真はこんな色でした。
IMG_3156.jpg
今の色は他の写真の通りです。数ヶ月でこんなに色が変わってしまうんですねっ。

畳と共に居間の顔になっているのがダイニングと居間を仕切る四枚の引き戸。
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これは三浦半島の民家の雨戸として使われていたもので杉材の古い建具です。雨戸なので半屋外で使われていたのでしょう、木の年期の入り具合が激しい。

IMG_1893.jpg
この建具との出会いは古建具を売っている店を妻が見つけてきて出かけたことがきっかけです。最初はまぁよくこんな戸を見つけてきたな、、、と思いましたが、一方でこの引き戸を含む古建具達のおかげで、面白そうな家になりそうだな、、、という感触を得ました。私一人では絶対にこの古建具にはたどり着かなかっただろうなと思いますし。

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壁に付いている小窓(この中は私のワークスペースです。)も古建具で材は杉、障子紙は和紙の材料の楮を使ったものです。ワークスペースの入り口の引き戸も古建具。これも杉材。古建具とはいえ比較的新しそう。ワークスペース角に立っている柱は杉。長押も杉材です。長押と柱は新材。

以上のように我が家の居間は非常に杉材が多いのです。杉は木目の色が比較的はっきり出るし、節も非常に多い個性が強めな国産の針葉樹材。実は工事中に何度か覗きに来て、これらの杉材で施工されていく様子を見たときは、失敗しちゃったかな、、、と思いました。というのは、頭の中では新居の壁は白い漆喰で床は檜の無垢材でつるっとしたイメージ。そこには杉のような木目の個性が強い材ではなく、床と同じ檜のようななめらかな木肌の木材で統一すればよかったか、、、と思ったのです。上の写真でも特に杉の柱の赤さは際立っています。

さらに引き戸は古建具を持ってくるにもかかわらず、戸をはめる枠はこの部屋のサイズに合わせて造作する必要がありますので、この部分は新材で作成になります。なの枠部分は古建具と新材の色がちぐはぐになるかな、、、と思いつつ、さらにこの枠材が難易度の高そうな材が工事現場に運び込まれて、さらに失敗しちゃったか、、、という思いは強くなりました。なぜなら枠材に来た杉材は赤みと白みが混ざったいわゆる“源平“ってやつで、最初に見たときは、ぎょっとするくらいツートンカラーで、これら全てが馴染むのかな、、、と懸念しました。
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これがその枠材の現在の様子。上に着いている溝が切ってある材が枠材なのですが、左側に行くほど赤くて、白い部分が混じっているや長押と比べてもかなり赤い色をしているのが、お分かりいただけるかと思います。

工事の際に初めて見たときは、実費を出して材を交換してもらおうか、、、ということも考えたのですが、既に戸を渡す溝が切ってあり、返品したらこの板はゴミになってしまうこと、縁あってこの源平材も我が家に来たことですし、ゴミにするのも忍びないと思ってそのまま施工してもらいました。木材は天然素材ですので色の見た目に多少のばらつきがあるのは仕方ないですし。

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実際部屋が出来て住んでみると、なんとなく枠材も馴染んでしまいましたし、何より枠材の色なんか目にならないくらい個性の強い引き戸がやってくる場所の枠材なので、少々の枠材の個性は引き戸たちに丸呑みされています。

しかし、今改めて住んでいる我が部屋を眺めると、古建具の4枚のガラス引き戸があり、2か所の形の異なる障子とガラスの古建具の小窓があり、こいつらが強烈な個性を放っています。なので、新材でも比較的木目がはっきりしていて主張が強い杉材で柱や長押、枠材、カウンターを作って正解だったと思います。これをつるっとした檜材で枠などを作っていたら古建具達が強くなりすぎたかもなと思います。結果オーライですが家作りって難しい・・・。

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↑の話にチラッと出てきたカウンターの材は厚さ4cmで横4mの杉の1枚板。これも杉なので木目がはっきりとした材です。このカウンターは、イラストにもあるとおり当初、古材で作ろうと思ったのですが、それなりの長さと厚さを持つ古材となるとそれなりの値段になるのと、施工会社さんの他事例で集めの杉の新材一枚板を使った素敵な事例があったこと、一枚板でも杉の新材なら比較的安価だったこともあり、杉の新材でカウンターを作りました。

上のほうで我が家に大型テレビは無いと書きましたが、カウンタの下にはテレビ用のアンテナ差し込み口とコンセントを配置しております。カウンターには配線用の穴を開けました。微妙にカウンタの配管用穴とテレビのコンセントが一直線になっていないのが良い。配線を垂らすことを考えると配線用穴とコンセントは一直線上にあったら大互い干渉しそうです。この辺は我々から特に指定しはしなかったですが施工側の心配りです。
もしAV機器を置くならカウンタの裏側に薄いラックを取り付け、DVDレコーダーやテレビチューナーなど目立たないように置いて、モニタは置かずにプロジェクタで白い壁に投影するので良いかもしれません。

カウンタの下とフリースペースは地味ですが木曽産の檜の無節材を使っています。


居間の照明は、上に出てきた古建具たちを購入した古建具・古道具屋さんで購入したものです。
本年の5月5日に買いに行った様子をちょろっと書きましたが、本品は妻がずいぶん前から気に入って狙っていた様子。この店に通いだして8ヵ月くらい経って、選んだ建具たちが新居に納まって、我々が引っ越しを終えてからようやくこの照明も我が家の居間に連れて帰られることになりました。他の人には長い間見向きもされていなかったようで、購入時は埃まみれで、お店のおじさんが私たちが持って帰る前にカバーを水洗いをしてくれたものです。
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↑写真をよく見ると分かるのですが半球のガラスカバーの下端が歪んでいます。きっと一点一点にもっと手作業が関わっていた古い時代のものなのでしょう。使用していて実用上この歪みは全く気にならないですし、私は個性があってむしろ好きです。

明かりをつけるとこんな感じ。
IMG_1972_2015081720124270c.jpg
半透明のガラスが柔らかい光を放ってくれます。
電気の配線関係は古い時代のものは漏電やコードの劣化が怖いですが、これはソケット・電線は新品に交換されていました。


居間だけでずいぶん長くなってしまいました。。。思い入れがあるので長くなりそうです(^^;
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難航した間取りの検討・・・:団地リノベーション

2015.08.22(Sat)

リノベーションの話です。先回はリノベーションの方針、検討のはじめの頃はどんな考えだったかを紹介しましたが、今回は間取りの話です。間取りは大事です。住みやすい家になるかならないかは間取りで決まるのかな、と思います。住宅設備は後で交換で来ますが、間取りは交換できないし。。。

我が家も間取り決定までは一筋縄ではいかなかった…。こんな風にイラストを描いては、ダメだしをして、うんうん唸っていました。
IMG_1191.jpg

そんな中で見えてきた、間取りに関しては大きな方針は以下のようなもの。

・どんな間取りであれ、光と風が北面と南面をよく抜けるようにすること。北面、南面両方に開口があるのは社宅生活で見つけた団地型建物の魅力の一つで、現代のマンションに比べて勝る数少ない利点と思います。どんな間取りにするにしてもここの光と風の抜け道は譲れないものでした。
上のイラストでも青矢印は風の通り道を描いたもの。(イラストは妻が描いていますが、とてもマメです)

・居間は畳敷きに。旧居生活で夫婦二人とも畳生活が非常に気に入っていましたし、私は、リビングにどーんとソファを置きたくなかったのです。ソファを置くと部屋の使い方が限定されそうで。。。家にいてもPCに向かったり、畳や布団の上に転がってダラダラしたりする事が多い私達にはソファセットはいらんだろうなぁ、それより畳の上で大の字に転がれる方が良いよね、ということで、ここはすんなり同意になりました。

・↑と似たような理由でベッドもいらんだろう、寝床は布団にしよう、となりました。

・食事はイスとテーブルで取る。つまりダイニングスペースを取る。旧居の社宅では畳の上のちゃぶ台でご飯を食べていましたが、以外に辛かったのです。キッチンの流し台とちゃぶ台の高さの差は料理の上げ下げや片付けがめんどくさかったのです。

・イスが使えるワークスペースの設置(私の要望)。旧居での私のパソコンスペースは居間の片隅にあり、畳の上に座布団を置いて、その上であぐらをかいてこのブログを打ったりしていましたが、この体制、腰への負担が大きい。私は15年付き合っている腰痛持ちなので、自分の家を作るなら、イスに腰を掛けてPCを使いたかったのです。またブログの編集を含め、何らか作業をしている姿を人に見られるのも大嫌いなので、引きこもってPCができる空間が欲しかったです。その空間は1畳でも2畳でも狭くて構わないですが、好きなものを貯め込んで好き勝手やっても怒られない空間です。アメリカザニガニを飼う時に植木鉢の欠片で隠れ家を作ってあげるようなもんです。

・旧居よりは大きめのキッチン。旧居の社宅キッチンは巾1800mm。休日は夫婦2人で料理をすることもあるのですが、二人で立つにはこの旧居キッチンはとても狭かったのです。また新しく購入した部屋の北側には大きな木があり、窓からその緑を見ながら料理をしたいという妻の要望もありました。
部屋購入時に置かれていたシステムキッチンが巾2550mmで北側に置かれていたので、ここはそれほど苦労しなく同サイズクラスのキッチンに更新すればよさそうでした。

・洗濯機から干し場のベランダまで最短で移動できる動線にしたい(妻から強く要望)。

大きな希望としてこのくらいか。全体ではそれほど広くない部屋ですが、部屋を並べ替えたり絵を描いたり、細かく空間を区切って並べ替えたり、それはそれは頭を悩ませました。間取りのイラストを作っては夫婦でだめ出しをしてさらに検討。。。以下は比較的まともそうな案で残っているイラストたちです。
IMG_1189.jpg


間取りは、建築会社やリノベーション会社などプロの建築士の方々にももちろん相談しています。最終決定した間取りは施主である我々だけの希望やアイディアだけではなく、いろいろなプロの方のアイディアも取り入れ、少しずつ煮詰まっていき、この形になりました。(以前紹介しましたが我が家の間取りを再掲します。)
2015color.png
決まってしまうとそれほど奇抜では無い(と思っていますがいかがでしょう?)間取りなのですが、難しかった。結局悩み抜いてもシンプルなものに行きつくのかなという気が今はしております。

ちなみにわが部屋の間取りの変遷はこんなでした。建築当初・和室→前オーナーが徹底的に洋室化→再度和の雰囲気が入る(今の私たち)という変遷です。ご参考まで。。。
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プロフィール

ひろき


著者:ひろき

内容:
・アザラシ、海棲哺乳類、鳥、海底の這いずりモノの記録
・旅の記録
・読んだ本の記録
・団地のリノベーション
・その他日々思いつくこと

著者連絡先:
tokkariblogあっとgmail.com
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